デッドニング!吸音材・遮音材・制振材 |
作成日:2012/09/23、最終改訂日:2012/10/09 |
§遮音-22:〔制振材〕オトナシート(日本特殊塗料)
日本特殊塗料(nittoku)の制振材、「防音一番・オトナシート」。
ブリキなどの「薄い鉄板」からの「びびり音」の対策が、主用途になるらしい。
クルマのデッドニングにも使っている人が多いようです。
アスファルト系の材料を固めたような、薄い板に、粘着テープがついている感じ。
「クロスまたは塩ビシートなどの接着が可能です」ということで、もしかしたら金属ではなくても効果かがあるのかもしれない。
・・・・ということで、、クルマの内装というか、フロントドアの内装(塩ビ?)
スピーカーの振動で、びびっている部分に、裏側から貼り付けてみました。
防音効果ではありませんが、スピーカーの音の振動を止めるためにも、それなりに効果があるようです
振動のある金属の全体に、オトナシートを「ぺたん」と張ればOK。
分厚い金属板には、二重に張ると、効果が高くなりますよ・・・とうことらしい。
1枚の大きさは、30cm×40cm
重さは、実測にはかりで計ってみると、328グラム。
重さの密度は、2730g/�uになる計算。
遮音材のシャオンスターより、3割くらい重い。
−*−
本来は、金属の振動(びびり音)と止めるためものものでしょうけど、単純な遮音材・吸音材としては、どれくらいの効果があるのか?
試して見ましょう。
〔注意〕80Hz以下の低い周波数は、スピーカー保護のため、最初から、めいっぱい減衰させています(部屋のノイズの方が大きいかも)。従って、80Hz以下は無視して、100Hz以上の周波数の音が、吸音材・遮音材によって、どれくらい減衰しているか、チェックしてください。
こんな感じでした。
オトナシートを、全面に貼り付けた場合、500Hzあたりから上の周波数では、-20dB程度の遮音効果(吸音効果?)があるようです。
ただし、気をつけなければいけないのは、比較的分厚い金属(クルマの床など)に、べったりと貼り付けた場合、そのまま-20dBの効果があるか? といえば、No!
金属(というか鉄の板)にも、遮音効果があるはずなので、その遮音効果が「プラスアルファになる」という解釈になると思います。
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《 オトナシート か レジェトレックス か? 》
ネットで検索していると、クルマの振動を止めるための素材として、プチルゴムを使った「レジェトレックス」を選ばれる人と、アスファルト系の「オトナシート」を選ばれる人がいるようです。
クルマの天井は、雨が降ったときの「振動」を止めると効果がありそうですが、クルマの床の場合はどうなのでしょうか?
これについては、実験のしようがないので、どちらが良いかの判断は、他の人に任せることにします。
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