カーインバーター(DC12V→AC100V) と カーバッテリー |
作成日:2017/08/26、最終改訂日:2017/10/06 |
§DCAC-11:MRZ3010HU(BESTEK)正弦波インバーター
BESTEKのカーインバーターです。
正弦波仕様なので、気分的に(?)安心です。
容量も 300Wなので、余裕があります。
味気ない箱に入ってます。
1年保証。
内蔵ヒューズが 「25A×2」 ということは・・・
12(V)×25(A)=300(W)。 交換効率85%なら 255(W)
15.2(V)×25(A)=380(W)。 交換効率85%なら 323(W)
このあたりが、限界かな?
・・・・と思ったけど、そうではなみたい。(ここから2017.10.06修正)
「内蔵ヒューズ:25A×2」というのは、2カ所に 25A のヒューズが入っているのではなく、
25A のヒューズが、2本並列に入っているのかもしれない。 つまり、実質 50Aのヒューズ。
内蔵ヒューズは交換不可能(メーカー修理扱い)だけど、「出力容量オーバーの時は保護回路」働く」
」ので、「通常の使用では、内蔵ヒューズは切れません!」ということのようです。
本体サイズは、160×98×57mm。
安価な矩形波のインバーターよりも、大きいですね。
裏側は、こんな感じ。
ネジがないので、「分解不可」。
内部に、25Aのヒューズが2本あるはずなのですが、「交換できない」ことを意味します。
「出力過負荷保護回路」と「出力短絡保護回路」が働くから、「基本的にはヒューズは切れない」と考えていいのかな。
コンセントが2つと、USB(2.4A対応)が2つ、ついています。
■ 非常用の電源として使えるか? 試してみましょう!
古いバッテリー(劣化して交換したバッテリー)で、使えるかどうか、試してみましょう。
こんな感じで、古いバッテリー(40B19R)につなぎます。
無負荷時の電流は、だいたい 0.66(A)。
12(V) なら、8(W) くらいが、熱によるロスになってしまうようです。
無負荷時の出力は、101.7(V)。
商用電力(電力会社からの電気)は、101±6V なので、「いい感じ」ですね。
周波数は、55(Hz)
50(Hz)と60(Hz)の中間。 50/60の切り替えはできません。
BESTEK MRZ3010HUの波形(無負荷時)です。
電源は、クルマ用のバッテリーから取っています。
基本的には、55Hzの正弦波です。
0V付近のノイズはありませんが、全体的に小刻みな電圧変動があります。
この電圧変動によって、もしかしたら、これが「ノイズ」などの悪影響が出るかもしれません。
【注記】 (2017.10.06追記)
このインバーターの周囲50cm~1mくらいにある、ノートパソコンのタッチパッドや、タブレットやスマートフォンのタッチパネルに誤動作を発生させることがあるようです。
「タッチパッドに指を触れて、指を動かしても、マウスカーソルが動かない時がある」
「タッチパネルに触れていないのに、タッチパネルに触れた扱いになる時がある」
「静電容量方式」のタッチパッドやタッチパネルが影響を受けるようです。
インバーターにつないだ機器に起きる「ラインノイズ」ではなく、インバーターの周囲にある機器に起きる誤動作・・・ですね。
参考までに、こちらは、電力会社から供給される、60Hzの商用電源です。
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《 正弦波のカー・インバーターは安心できる 》
一家に一台! 正弦波のカーインバーター!
というわけでもないのですが、非常時(防災用)のことを考えると、正弦波のカーインバーターは、持っておいた方が、なにかと安心ですね。
矩形波(疑似正弦波とかいう怪しい名称になってる)のカーインバーターは、「使用する機器が壊れるんじゃないか!」という心配が、つねに付きまといます。
非常時(防災用)では、使う時間が長くなる可能性があるので、矩形波よりも正弦波の方が、なにかと安心です。
それに、自分のものなら、まぁ壊れてもよいのですが、他人に「矩形波の電力供給(?)」してあげて、他人の機器が壊れたら、なにかと面倒ですから、他人に電力供給するときは正弦波がよさそうです。
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