手軽に買える測定器(テスター・温度計など) |
作成日:2017/09/04、最終改訂日:2017/09/04 |
§測定-36:GM550(ZOTEK)赤外線放射温度計
赤外線放射温度計(デジタルサーモメーター)です。
箱に書いてある英語表記は、「INFRARED THERMOMETER」になっています。
非接触式・・・というか、測定したい「物体」に触れずに、物体の温度を測ることができる温度計です。
1m以上離れた「物体」の温度が測定できてしまう。不思議ですね。
CYCLETRACK 赤外線放射温度計 デジタルサーモメーター 非接触 デシタルLCD表示 -50℃~+550℃ 電池付き
これ以外に、いろんなメーカーから、よく似た温度計が出てます。
「放射率」を選択できる製品と、選択できない製品(たぶん95%に固定)があります。
単純に考えれば、「放射率を選択できる製品」を買った方が良いような気がしますが、
・放射率を変えると、放射される赤外線の量が変わるのか、
・放射率を変えても、放射される量は変わらないけど、計算で温度の数値を変える
のか、どちらなのか、わかりません。 さて、どちらでしょう??
いずれにしても、「放射率を選択できる製品」を購入するメリットはあっても、デメリットはほとんど無いと思います。(値段が数百円違うけど)
箱は、GM550 と GM320 の共用になっているようです。
水色の GM550 は、-50℃~550℃
黄色の GM320 は、-50℃~380℃。
簡単な印刷した英語の説明書と、翻訳された(?)日本語の説明書がついています。
特徴のある色ですね。
測定トリガーを引くと電源が入り、赤のレーザー光が光ります。
言ってみれば、
「簡易レーザーポインターにもなる、赤外線放射温度計」
とも言えますし、
「温度も測定できる、大型レーザーポインター」
と言えないこともないですね。
レーザー光を測定したい物体に合わせて、トリガーを離すと、温度を測定できます。
トリガーを離して、6秒くらい放置すると、電源が切れます。(電源オフのボタンはありません)。
スペックは、こんな感じ。
「25℃:±1.5℃ or ±1.5%」と書いてあります。
電圧値とか電流値の誤差が「±1.5%」というは理解できますが、温度の測定値の「±1.5%」というのは、なんとも微妙は表記ですね。
これをみると、30cm~1.5mまでは、測定できそうです。
測定トリガーを引いた直後には、液晶画面のすべてが表示されます。
基本的には、測定トリガーを引くと、電源が入り、
測定トリガーを引いている間は、測定を続け(min/maxを表示できる)
測定トリガーを離せば測定が完了して、温度を表示。
約6秒間放置すると、電源が切れます。
放射率を変えたいときは、「EMIT」ボタンを押してから、▲/▼で放射率を変更して、測定トリガーを引く形になります。
測定したい「物体」によって、放射率が変わってくるみたいです。
同じ「物体」を測定しても、放射率を変えると、表示される温度の数値が変わります。
金属以外では、標準の「放射率95%」のままでも、大差なさそうですが、金属を測定するときには、放射率によって、どれくらい温度の数値が変わるか、あらかじめ把握しておいた方がよさそうです。
これについては、暇なときに、確認してみたいと思います。
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