趣味のオーディオ実験室

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手軽に買える測定器(テスター・温度計など) 作成日:2014/08/09、最終改訂日:2014/08/15

§測定-31:テスターの誤差をチェックしてみる

最近は、中国製のテスターが安く買えるようになって、便利になってきました。

この種のテスターは、「いろんな所に持ち出し、いろんなところで使う」

使った後は、元の場所に戻せば良いのですが、元の場所に戻すのが面倒臭い。
結果的に、複数のテスターが、複数の場所に「散乱」することになります。

そしていて、「安いテスターを見つけたら、とりあえず買っておこう」ということになります。


実際、どれくらいの誤差があるものなのか? とりあえず、調べてみることにしました。

パソコンの「ATX電源」の、DC12V・5V・3.3V と、コンセントの交流100Vで調べてみます。

写真右のHIOKI のテスターは、明らかに数値が狂ってます。
数ヶ月前までは、正常だったのですが、変な数字がでるようになってきました。
壊れるのなら、完全に壊れてくれればよいのですが、違う数字が出るのは、ちょっと厄介。

どれが正しいのか、わからないので、とりあえず、MAS830L を基準にして、それとの誤差をチェックします。

それでは、調べてみましょう!


■パソコンのATX電源のDC12V



MAS830L が 12.14V (これを基準とする)
DT9205A が 12.11V (誤差−0.2%)
MS2108A が 12.27V (誤差+1.1%)
HIOKI3020 が 約12.1V (誤差約−0.3%)


■パソコンのATX電源のDC5V



MAS830L が 5.19V (これを基準とする)
DT8205A が 5.18V (誤差−0.0%)
MS2108A が 5.25V (誤差+1.2%)
HIOKI3020 が 約5.18V (誤差約−0.0%)


■パソコンのATX電源のDC3.3V


MAS830L が 3.42V (これを基準とする)
DT9205A が 3.41V (誤差−0.0%)
MS2108A が 3.449V (誤差+0.8%)
HIOKI3020 が 約3.40V (誤差約−0.0%)


■家庭用コンセントのAC100V(正弦波交流)


MAS830L が 100.8V (これを基準とする)
DT9205A が 101.2V (誤差+0.4%)
MS2108A が 101.5V (誤差+0.7%)
HIOKI3020 が 約101V (誤差約+0.0%)

ワットチェッカーTAP-TST5 が 100.2V(誤差−0.6%)

100Vの場合、1%の誤差で1Vの誤差になります。
最小値を示す TAP-TST5 と 最大値を示す MAS2108A の差が、1.4V。
持っているのが、この「2台だけ」だとすると、誤差が大きく感じますが、テスターを何台か持っていて、中間のヤツを基準に考えると、傾向がわかりますね。


■ワットチェッカー TST5(サンワ・サプライ)


直接、家庭用のコンセントに差し込むタイプのテスター(交流限定、直流不可)です。



電圧(Volt)、電流(Amp)、有効電力(Watt)、皮相電力(VA)、周波数(Heltz)、力率(PF)
および、コンセントを差し込んでからの、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)
の測定ができます。


■DT9205A(EXCEL)


本体サイズが大きいので、どこかに置き忘れても、すぐに見つかるのが、ありがたい。
ディスプレイが、(必要以上に)大きく、見やすいのが特徴。
電源スイッチが独立しています。
電池は、9Vの四角いタイプ(積層乾電池 006P)

20Aまでの「交流電流」を測定できる(ことになっている)のが特徴。
(ただし、20Aのレンジは、保護ヒューズ無し)


テスター棒に使われている線は、非常に細い。
しかも、テスター棒の付け根を引っぱると、簡単に線が外れます。
とりあえず、蓑虫クリップを着けて、応急対応しましたが、「ケーブルは切れる」ことを前提に、あらかじめ、別途用意した方がよさそうです。


市販の「バナナプラグ」がそのまま使えるので、太い線で、自作するのが良さそうです。

このテスター、電圧は正確に測定できる(ような気がする)のですが、抵抗値の測定は少し、怪しいような気がします。
テスターをショートさせると、0Ω(もしくは、それに近い値)になるべきなのですが、2〜4Ω前後(ばらつき有り)の数字になりました。 (個体差があるかも)


■MAS830L (MASTECH)


これ、1000円〜1500円くらいで購入でき、大きさも手頃で、扱いやすいです。
電池は、9Vの四角いタイプ(積層乾電池 006P)
テスター棒も、わりと、しっかりしています。

交流電流の測定不可。直流電流は10Aまで。
「液晶のバックライト」ボタンと、「HOLD」ボタン(表示のホールド)がある。

Amazon では、似たような製品がたくさん出回ってます。
使い勝手がいいので、類似品も含めて、これを持っている人、多いかもしれない。


■MS2108A(MASTECH)


交流/直流対応の「クランプテスター」です。
電流は、電線をクランプで挟んで測ることが出来るので、便利で安心。
電池は、単4電池3本。

電圧や抵抗値などは、普通のテスターと同じように、テスター棒を使って測定できます。

液晶のバックライト、HOLDの他、MN/MAX表示などもあるので、通常のテスターよりも使い勝手がよいかもしれない。
便利なので、1台、持っておいても、損はないと思います。

普通のテスターは、「1999」までの「3桁+α」の表示なのです、これは「9999」までの4桁表示になってます。 4桁表示の高い精度があるか?といえば、疑問ですが。


■HIOKI model 3020


30年以上前に購入した、アナログテスター
ほとんど使わないけど、壊れないので、現役です。

電流・電圧の測定の際は、電池不要。
抵抗値の測定用に、単3電池が1本。
「0Ω調整」のボリュームつまみは、如何にもアナログテスターって感じですね。


■HIOKI 3210 Pocket Digital Hi Tester


30年以上前に購入。 1万円以上、払ったような....
デジタルだから高かったのか、中国製品が無かったから高かったのか、そのあたりは不明。

高い値段だから、きっと精度がよいだろう・・・・・と調べようとしたら、変な数字が出る。
引退です。


■テスターの棒を自作する


テスターの端子は、「バナナ」のメス側なので、市販のバナナプラグ(1つ80円くらい)と、蓑虫クリップを買ってきて、ケーブルを作っておくと、便利かもしれない。


《  テスターは「無い」と困る  》


テスターを使った後、いろんなところに置き忘れる。

そうすると、
  「テスターで測りたいモノがあるのに、テスターが無いので測れない」
というケースに遭遇する。

やっぱり、テスターは必要ですね。



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