手軽に買える測定器(テスター・温度計など) |
作成日:2014/07/31、最終改訂日:2014/07/31 |
§測定-37:LX-1010B(FUYI), UA1010BS(UNIGAO)
中国製の照度計です。
激安価格(というか、一番安い)のものを、二種類購入してみました。
部屋の明るさを計るとき、壁からの反射なども多いので、照度計を20cmくらいずらしただけで、数値が大きく変わったり、動かさずに置いておいても、数値が上下に変動したりします。
光を電気に変えるセンサーなので、誤差は少ないだろうと予想していたのですが、2台で差があったので、2台買って良かった・・・・・かな。
■ LX-1010B(FUYI)
【Amazon】 コンパクトデジタル照度計 Luxメーター (日本語簡易説明書付)
【Amazon】ポケット デジタル 照度計 DIGITAL LUX METER LX-1010B
Amazon では、同じ商品が、いろんなところから出ています。
どれも同じ・・・・かな?
9Vの四角い電池が、付属しているのと、付属していないのがあるみたい。
■ サイズ: (本体)H 116mm×W 70mm×D 29mm (センサー)H 100mm x W 60mm x D 25mm
■ 計測範囲; 1Lux 〜 50000Lux、 ×1/×10/×100(3段階)
■ 測定データーホールド機能
■ 精度: ±5%
■ 解析時間: 0.4秒
■ 動作環境温度: 0〜40℃
表示は「001〜1999」で、「×1」「×10」「×100」の3段階です。
こちらが裏側。 付属していた乾電池(9Vタイプ)を、そのまま取り付けています。
■ UA1010BS(UNIGAO)
こちらは、箱無し。 透明なパッケージに入っています。
電池を入れるスペースはありますが、電池は別売りです。
少なくとも、写真の「UA1010BS」と、類似品の「UA1010B」の二種類があるようです。
UA1010BS は、屋内用・・・かな。 晴天の屋外はオーバーフローので測定不能。
レンジは、〜20(Lux)、〜200(Lux)、〜2000(lux)、〜20000(lux) 。
表示が「001〜1999」で、「小数点以下2桁」「小数点以下1桁」「×1」「×10」の4種類
UA1010B は、屋外用っぽいです。 レンジが1桁、違う。
レンジは、〜200(Lux)、〜2000(Lux)、〜20000(lux)、〜200000(lux)。
表示が「001〜1999」で、「小数点以下1桁」「×1」「×10」「×100」の4種類
室内の暗いところの照度を測りたいときは、UA1010BSを選べば良く
晴天の屋外(もしくはそれ以上)の照度を測りたいときは、UA1010B が良さそうです。
【Migsend】 デジタル照度計 ハンディルクスメーター Lux 日本語簡易マニュアル付き
■ 計測範囲: 1〜20,000Lux (4段階計測)
■ 測定 データーホールド機能搭載
■ 日本語簡易マニュアル&オリジナルパッケージ付属
■ 精度: ±5%
■ 解析時間 0.2秒
■ 動作環境:温度:0〜40℃
電源スイッチは、「長押し」では無く、軽く押しただけでも電源が入るので、電源スイッチがなにかに触れて、不要な時に電源が入らないように注意する必要がありそうです。
電池は、別売りだったので、上海問屋の乾電池(9V)を入れて撮影しました。
これの良いところはセンサーの裏側に、三脚用のねじ穴(1/4インチ)があります。
このねじ穴に、三脚や雲台を取り付ける事ができますので、高さを変えずに場所を移動させたり、三脚に取り付けたまま固定させて、時間によっての照度の違いを比較したりすることが出来ます。
自由雲台を取り付けると、こんな感じになります。
■ LX-1010B と UA1010BS を比較してみよう!
照度計が1台しかなければ、表示している値が正しいかどうか、判断できません。
照度計が2台あって、ある程度、似たような値を示していれば、それなりに信用できるはずです。
実際に、2台並べて、みました。
かなりいい加減な測り方をしているので、両者の数値のズレが正しいかどうかわかりません。
「光源(蛍光灯や太陽光)を、斜めからあてている」のと、「2台を左右で入れ替えていない」ため、誤差が大きくなっているような気がします。
言い方を変えれば、「いい加減な測り方をすれば、これだけ誤差が出る」とも言えそうです。
部屋の電気を消して、薄暗くした状態。
ストロボを焚いた瞬間は、数値が変わらないので、「ストロボを使って撮影」しています。
数字が見えるように、明るい写真になってますが、かなり薄暗いです。
左のLX-1010B が 1(Lux) ←最低1(Lux)のレンジが最小なので、うまく測れない。
右のUA1010BS が 3.65(Lux) ←小数点以下2桁まで表示。 暗いところでも余裕!
蛍光灯の部屋(床面で測定) その1
左のLX-1010B が 71(Lux) ←1〜1999までのレンジ。 誤差が大きそう!
右のUA1010BS が 54.2(Lux) ←小数点以下1桁まで表示。 3桁表示はうれしい
蛍光灯の部屋(床面で測定) その1
左のLX-1010B が 113(Lux) ←1〜1999までのレンジ。
右のUA1010BS が 86.1(Lux) ←0.1〜199までのレンジ。
晴天下の日陰 (日向はまぶしいので、薄暗く感じるが、実際はかなり明るい)
左のLX-1010B が 5620(Lux) ←562×10
右のUA1010BS が 5130(Lux) ←5130×10
屋内の窓のそば。 その1 (直射日光が、磨りガラスを通して、射してます)
左のLX-1010B が 19680(Lux) ←1968×10
右のUA1010BS が 15080(Lux) ←1508×10
屋内の窓のそば。 その2 (直射日光が、磨りガラスを通して、射してます)
場所を少し移動させて、少し明るいところへ移動。
左のLX-1010B が 21400(Lux) ←214×100
右のUA1010BS が 17020(Lux) ←1702×10
UA1010BS の測定上限は、「1999×10」なので、このあたりが限界。
つまり、晴天の屋外は、明るすぎて測定できない。
真夏の晴天の屋外で、測定。 日差しが、かなりまぶしいです。
左のLX-1010B が 106000(Lux) ←1006×100
右のUA1010BS が 1−−−(Lux) ←完全なるオーバーフロー
LX-1010Bは、50000までのレンジなのですが、50000を超えても測定できるようです。
どれくらいの誤差になるのか、わかりませんが、199900(1999×100)までは、いけそうです。
UA1010BS は、「×100」のレンジがないので、オーバーフロー。
というか、屋内の窓側で、ギリギリだったので、晴天の屋外は無理です。
でも、類似品の UA1010B ならば、測定できると思います。
「雲一つ無い、真夏の青空で、ギンギンの暑さ」のときが、200,000(Lux)を超えるかもしれませんね。
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《 照度計は2台あったほうがいい? 》
照度計は3000円もあれば、2台買うことができます。
「正確な照度を調べる必要がないの」であれば、安い照度計を、2台買っておくのもいいかもしれない。
「薄暗い屋内」から「炎天下の屋外」までを、1台でまかなうことは無理なようです。 1台でまかなおうとすると、5桁のレンジが必要。
でも、安い照度計は、「4桁」のレンジしか、対応していない。
ならば、レンジの違う照度計を2台購入しておいて、レンジがダブるところで、誤差がないか(数値が大きめに出るか、小さめに出るか)を、比較してみればいい・・・・ということになりそうです。
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