手軽に買える測定器(テスター・温度計など) |
作成日:2017/10/19、最終改訂日:2017/10/19 |
§測定-42:UT210E(UNI-T)クランプテスター
交流/直流対応の「クランプテスター」です。
電流を計るときには、回路を切断して、回路の中にテスターを組み込む必要があるのですが、そうすると、テスターに大電流を流さなければならない。(特に、起動時の電流がやばい)
でも、クランプ式のテスター(電流計)なら、回路を切断しなくてもよいので、安心です。
交流電流専用のクランプテスターは、安い者なら1000円くらいで買うことが出来る。
でも、直流/交流対応のもクランプテスターは、4000円くらい。
しかも、「直流2A」のレンジがある製品と言えば、この UT210E 一択と言っていい。
〔Amazon〕UNI-T UT210E クランプメータ 真の実効値 / AC / DC電流 / w/キャパシタンス測定
・DC電流:2A/20A/100A(2.0%+3)
・AC電流:2A/20A/100A(2.5%+5)
・DC電圧:〜600V(±0.7+3)
・AC電圧:〜600V(±1.0+3)
・抵抗
・静電容量
・周波数:測定できない
MAS2108A などでは、400Aまでの大電流を計測できますが、こちらの UT210E は 100Aまで。
その代わり、2Aレンジなどがあるので、小さい電流はこちらのほうが有利。
周波数は測定できない。
Amazonから発送されたものですが、「中国からの発送にも対応出来る袋」に入ってます。
UT210 シリーズは、いくつかありますが、「直流2A」のレンジに対応したものは、UT210E だけ。
つまり、2A以下、数百mAオーダーの小さい電流に対応しているのは UT210E だけ。
もっと大電流の「直流20A」レンジで良いのなら、他のメーカーの製品も含めて、選択肢は広がります。
電池は、単4型、2本対応。
購入時には、付属していませんでした。
「2Aレンジ」に設定してみます。
「DC 0.199A」の表示になってます。 場所を動かすと、数値が変わります。
普通のテスターと違って、「0.000A」にはなりません。
クランプテスターの原理上、
「電線に電流を流したときに、周囲に発生する磁界」から、電流を計算する方式」
ため、周囲に少なからず磁界があると、ZEROにはならないのだろうと思われます。
ZEROのボタンを押すと、「DC 0.000A」の表示になりました。
説明書を見ると、ZEROボタンについて、説明が書いてありました。
わかりやすいですね。
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《 無くてもいいけど、欲しくなる 》
「直流の2Aのレンジ」は、安価なテスターでも測定できる。
必要ならば、安価なテスターのリード線を半田付けしておいたほうが、確実に、直流電流を測定できるはず。
なので、「2Aのレンジのクランプテスター」が必要なのかといえば、かなり微妙。
そうは言っても、回路を断線せずに、電流値を測定できるメリットはある。
迷ったときは、買う!!
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