趣味のオーディオ実験室

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その他のアイテム(なんでもあり) 作成日:2015/06/02、最終改訂日:2016/01/13

§他-82:AV2HDMI(メーカー不明)

DVDやビデオのコンポジット映像出力(黄・白・赤のアナログ出力端子)を、HDMIに変換する「装置」です。

昔のVHSのビデオや、ビデオカメラの映像を、19インチ(1280x1024)古い液晶ディスプレイ(DVI入力、HDCP非対応)に繋ごうと思い購入しました。


【Amazon】小型 コンポジット (AV / RCA3 / CVBS) → HDMIコンバーター 電源アダプタ付 HD Video Converter AV2HDMI

たくさんの店から、同じモノや類似品が出まわっているようです。

■ 入力端子:コンポジット 映像/アナログ音声L/アナログ音声R
■ 出力端子:HDMI (映像+音声)
■ 出力信号:720P / 1080P
■ サイズ:約65mm × 55mm × 20mm
■ 重さ:約40g


箱から出したところ。

5Vの電源供給(mini USB端子)は必要ですが、5V電源のアダプターは付いていません。
購入した製品は、添付のUSBケーブルは、接触不良を起こして、マトモに使えませんでした。 別の充電器+ケーブルで使用。



入力端子は、「おなじみ」の黄・白・赤のアナログ端子(RCA端子)。

黄色が、コンポジット映像入力(CVBS入力)
白色が、アナログ音声のLチャンネル
赤色が、アナログ音声のRチャンネル


ポータブルDVDの映像が、19インチの液晶ディスプレイに表示されます。

出力はHDMI。
720p(縦720ドット)と、1080p(縦1080ドット)の切り替えが出来ます。

縦横比3:4の画面だと、720:960 または 1080:1440
縦横比9:16の画面だと、720:1280 または 1080:1920

DVDからの出力が3:4なのか9:16なのか、表示させる液晶ディスプレイがフルサイズ出力なのか、縦横比を維持するのかによって、いろんな表示パターンになります。

上の写真は、アナログ出力(480インターレース)が、720:960(縦横比3:4)が、フルサイズに拡大され1024:1280(縦横比4:5)表示されてます。)


■ 分解してみた

AV2HDMIを分解してみました。


2カ所×2=4カ所の爪を外すと、分解できます。


ねじを使わずに、上下の外枠に、基板をはめ込んであるだけ。
シンプルな構造です。


調整出来る箇所は・・・・ありません。


裏側にも、調整出来る箇所はありません。

よくわからん・・・というより、さっぱりわからない。
誰か、詳しい人がいればよいのですが、周囲に詳しい人なんて、誰もいない。


外枠はこんな感じ


外枠の内側は、こんな感じ。


■ 黒が灰色になる。 白が白飛びする。 これって、仕様?

購入した個体、なんか色が白っぽい!!!
代替品を送って貰ったけど、代替品も同様。 白っぽい!

コンポジット(黄色端子)のアナログ入力なので、色の濃さを調整してみた
分解してみても、基板には、調整箇所は無い。


写真では、わかりにくいのですが、こんな具合。
DVDからの出力を、AV2HDMIで受け、720Pで出力
HDCP対応の 1080×1920の液晶ディスプレイで等倍表示。

映画のサイズなので、上下の黒帯が付いています。
本来、黒帯は「黒」で表示されるべき(アナログなので黒に近い色)で表示されるべきなのですが、黒帯は、灰色になってます。
「白」近い部分は、完全に色飛びして、画面がちらつきます。

縦720ドットの外側は、完全な「黒」。
入力ソース(アナログの黒)は、あきらかな「灰色」
見た目で、違いがわかります。

DVDプレーヤー2台、ビデオカメラ、デジカメ、いずれに置いても、同じ色合いだったので、原因が、「AV2HDMI のA/D変換が、うまくいってない」ことは確実。
なんとかならないものだろうか?



DVDの画面(コンポジット/黄色端子/1920x1080)を、AV2HDMI経由で、ディスプレイ(1920x1200)に表示させたのが、こちら。
等倍表示なので、上下に60ドットは表示されず、「黒」になる。

画面表示の「黒背景」は、どう考えても黒とは言いがたい。

もしかしたら、コンポジットのレベルを下げると、なんとかなるんじゃないか?
やってみました。


黄色い線の真ん中に、100Ωの抵抗(実際は可変抵抗)をいれてみました。
抵抗を入れると、画面全体が暗くなり、白飛びは無くなり、黒は黒っぽくなってきました。


ずいぶん、色合いが改善されました。
手元の個体では、100Ω前後の抵抗をいれば良さそうです。

抵抗値が大きいと、なにも表示されなくなるので、妥協点が難しい。

DVDプレーヤーによって、コンポジットのレベルが違うみたいなので、200Ωの可変抵抗を、コンポジットのケーブルの途中にいれておくのが、いいのかもしれない。


《  「最低限、動けばいい」という精神を養う修行  》

 この AV2HDMI を購入した目的は、余った液晶ディスプレイの有効活用。
余った液晶ディスプレイというか、壊れてもいい液晶ディスプレイというか、HDCP非対応なのでどうでもいいディスプレイというか。そんな液晶ディスプレイの有効活用。

ビデオカメラのモニターとして使ったり、ポータブルDVDを大きい画面で見たり、そんな目的だから、ある程度「映れば」それでいい。。。。という一面もある。

そうはいっても、せっかくならば、「綺麗に映る」製品がほしい。 なんとかして「綺麗に映る」ようにならないか・・・と考えてしまう。 そして時間が過ぎていく。

「最低限、動けばいい」という、「妥協の精神」を養うための修行には、ちょうどいいのかもしれない。


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