CDレシーバー U585BT(kenwood) |
作成日:2013/06/25、最終改訂日:2013/06/29 |
§U585-15:U585BT(KENWOOD) 〜Speaker Setting編
カーステレオ(?)用の1DINコンポ、ケンウッド U585BT です。
公式ページを見ると、 「MP3/WMA/AAC/WAV対応 CD/USB/SD/BTレシーバー U585BT」
と書いてあります。
今回は、「Speaker Setting」の項目です。
実は、この項目、はっきり言って、「謎」です。
「スピーカーの有無」ではなく、「スピーカーのサイズ」とか「スピーカーの取り付け位置」を指定するようになってます。
こういうのは、一見、親切なようですが、「極めて不親切」です。
大きいスピーカーだろうと、小さいスピーカーだろうと、「補正なしで出力する」のが本来の姿であり、「小さいスピーカーだから、音に適当な補正を掛けよう」という発想は、どうかと思います。
他の項目で細かい補正を掛ければよいのであって、「スピーカーのサイズ」によって補正を掛けるべきじゃない。しかも、「スピーカーのサイズによる補正なし」という項目が無い。 う〜ん。
ここで問題です。
「小さいスピーカー 4cm×6cm楕円」と「大きいスピーカー 18cm」の設定で、低音の周波数特性が伸びているのは、どちらでしょうか?
「小さいスピーカー」は、低音が出にくいので、低音を強めに出す?
「小さいスピーカー」は、どうせ低音が出ないのだから、低音をカットする?
また、「ツイーター無し」と「ツイーター小」と「ツイーター大」のうち、高音を強く出しているのはどれ?
細かなスピーカー設定ができるU585BT は、いったい、どんな設定になっているでしょうか?
実験してみましょう。
OEMは、クルマに最初からついている、性能の悪いスピーカーを想定したものらしい。
4cm×6cmって、かなり小さいですね。
18cmが、設定できる最大サイズ。
結果は、どれも、変化なし。
おかしな補正は、掛かっていないようです。
まったくの推測ですが、スピーカーのサイズによって、
「Sound Enhancements」の設定の際の、「変化の強さ」が変わってくるような気がします。
だとすれば、「Sound Enhancements」の設定を全部OFFにしていれば、変化しなくても不思議は無いですね。
では、ツイーターをつけると、どうなるか?
少しゲインが落ちた? 何故だろう、まあいいか。
ツイーターの設定を変えても、「ほとんど変化なし」なのか「まったく変化なし」なのか、わかりませんが、こんな感じです。
もっとも、ツイーター専用の出力があるわけはなく、フロント出力からツイーターへの信号を分岐するわけだから、ツイーターの有無によって、周波数特性が「変化しなくて当然」とも言えます。
ツイーターを「small」または「large」にすると、クロスオーバーの設定で、高音域を弱めることができます。 (イコライザーを使わなくても、高音域を弱めることができる)
−*−
そして、スピーカーの位置
3種類あるけど、どう変化するのかは、ノーチェック。
まったくの推測ですが、スピーカーの位置(スピーカーの高さ(によって、
「Sound Enhancements」の中の「Sound Elevation」設定の際、「変化の強さ」が変わってくるような気がします。
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《 どこが、どうかわるのか、わからない... 》
この「Speaker Setting」を変えると、どんなときに、どこがどう変わるのか?
説明書には書いてないので、調べてみないとさっぱりわからない。
こういうのって、プログラムを作った人は、知っているでしょうけど、サポートに聞いてもたぶん、わからないだろうから、知りたければ、実験してみるしかないですね。
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