Bluetoothオーディオ |
作成日:2017/03/23、最終改訂日:2017/03/23 |
§ぶる-12:TT-SK12(Tao Tronics) Bluetoothスピーカー
Tao Tronics の、8W +8W (およびパッシブラジエータ)の Bluetooth スピーカーです。
一言で8W+8Wと言っても、スピーカーは「効率」によって、音の大きさが変わるので、一概に音の大きさを、ワット数で単純比較することはできません。
実際には、3W+3Wクラスの、大きめなCDラジカセくらいの音の大きさのような気がします。。
通常の使用であれば、音量的には「これで十分」なような気がします。
音質的には、全域でうまくバランスが取れた感じ。
音に荒っぽさはなく、自然な感じで音楽を聴くことができると思います。
ただ、中高域は「若干、籠もった音」がするようにも感じます。
あくまで、個人的な感想ですが。。。。
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8W+8W を、16Wと表現するのは、違和感がありますが・・・・
「3W+3Wの製品よりは、ゆとりをもって大きな音量を出すことが出来る」
という感じ。
・TaoTronics ロックBluetooth スピーカー(型番: TT-SK12)
・マイクロUSBケーブル
・3.5mm オーディオケーブル
・取扱説明書 (日本語を含む)
「正面側」は、左右にスピーカー、真ん中にパッシブ・ラジエータ(受動的なサブ・ウーハー)
・・・が、あるらしい。(中身は見えないので推測)
ボタンは、音量の大/小と、曲の戻し/送りが、別々のボタンになってるので、使いやすい。
下側は、ゴム足になってます。
斜め横からみると、こんな感じ。
裏側は、なにもなし。
出力のわりに、筐体が大きいことや、パッシブ・ラジエータが小型であるこから、筐体の振動は少な目です。
側面には、microUSB端子を使った蓄電(5V/1A)と、外部入力(ステレオ・ミニプラグ)。
「TaoTronics Rock」、「Mode:TT-SK12」と書いてあります。
●周波数特性を測ってみましょう。
Windows10のタブレットで、ピンクノイズを再生して、Bluetooth で飛ばします。
スピーカーで、ピンクノイズを再生させて
まず、左側のスピーカーの音を、測定用マイク(ECM8000)で広い、DEQ2496のディスプレイに表示します。
5kHz付近、10kHz付近に、落ち込みはありますが、「全域でフラット」な感じです。
スピーカーの特性が優秀なのか、イコライザーで補正しているのかは、不明です。
低音域は、160Hz以下は、なだらかに落ちてます。
「小さなパッシブ・ラジエータ」があるであろう、スピーカーの真ん中にマイクを置いてみます。
比較的フラットなのは、125Hz~2.5kHz(2500Hz)あたり。
63Hzとか80Hzとかの低音域は、あまり出てないですね。
パッシブラジエータが小さいからなのか、期待しているような「パッシブ・ラジエータによる低音域の増強」は、ありません。
最後に、マイクを離してみます。
2kHz付近に谷が出来てます。
理由はわかりませんが、もしかしたら、スピーカーの音と、パッシブ・ラジエータの音が、逆位相で打ち消し合っているのかもしれません。
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《 バランスが取れた音・・・だけど 》
無理に低音域を増強させているわけでもなく、最大限にパッシブ・ラジエータを活用しているわけでもない。
それでいて、筐体も大きめ。
無理をしない分、「安定した音質」だとも言えるし、「個性的な音ではない」とも言えそうです。
10W+10Wが欲しかったけど、値段の差を考えて8W+8Wで、この機種で妥協する・・・・・というのであれば、辞めた方がいいです。
音量に余裕がもちたい、それでいて「それなりに自然な音」を求めるのなら、この機種を買ってもいいのかな・・・・という気がします。
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