ミノルタのフラッシュで多灯化! |
作成:2021/09/22、最終改訂:2021/09/22 |
§蓑-12:ワイヤレス発光の組み合わせ
「ワイヤレス発光」の信号のやりとりには、
カメラに装着した「フラッシュの光」を使う方法と
カメラとフラッシュを「無線の電波」でやりとりする方法
両方があるけど、3600HS(D)/5600HS(D)は、無線の電波に対応していないので
手軽に「多灯化」しようとすると、必然的に「フラッシュの光」を使う「多灯化」になる
...と。
■ ワイヤレス発光 の 組み合わせ
カメラの設定
| 内蔵の フラッシュ
| 5400HS
| 3600HS(D) HVL-F36AM 5600HS(D) HVL-F56AM
| HVL-F58AM
|
通常の発光モード
|
カメラに装着
| ◎ | ×(*1) | ◎ | ◎ |
ワイヤレス(WL)発光モード
|
カメラに装着 (WLのコントロール信号)
| ◎ | × | ×(*2) | ◎(*4) |
カメラに装着 (フラッシュ発光)
| ×(*3) | × | ▲(*2) | ◎(*4) |
リモート発光 (カメラから外す)
| 不可 | × | ◎ | ◎ |
【*1】古いミノルタのカメラだと 5400HSと5600HSのグループで多灯化できるらしいけど、
SONYのα57とかだと、実質的に 5400HSは、使えない(フル発光になる)
【*2】カメラの設定が「WL」になっていても、「通常の発光モード」で発光になる。
(リモート側のフラッシュは発光しない)
【*3】カメラ本体のフラッシュは、コントロール信号を発するために発光するが、
撮影時には、(リモートのフラッシュと連動しての)発光しない。
■ (*4) HVL-F58AMは リモート側にも使える (*4)
HVL-F58AM を、カメラに装着した場合
「コントロール信号の発光」とともに、
「撮影のための発光」も出来る。
さらに、
リモート側のフラッシュ(全体)の光量と
カメラに装着した F58AM の光量の比率を
設定することが出来る。
■ リモート側のフラッシュの光量は同じ
複数の 3600HS と 5600HS を混在させた場合、
リモート側のフラッシュの光量は、どうなるか?
○3600HS の最大光量以下に収まる場合
3600HS も 5600HS も、「同じ光量」で発光する
○5600HS の最大光量でも、足りない場合
3600HS も 5600HS も、「最大光量」で発光する
○両者の中間の場合
3600HS は、「最大光量」で発光し、
5600HS は、最大光量以下の「適切な光量」で発光する
...ということらしい。
可能であれば、基本的に、
「すべてのフラッシュは、同じ光量で発光する」
という前提らしいので、
両者を混在させるのであれば、
3600HS を、たくさん集めたほうが、
使い勝手がいい...かもしれない。
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《 内蔵フラッシュでいいけれど...
》
通常の「ブツ撮り」だと、高価な F58AMとかを使わなくても
内蔵フラッシュを、コントローラに使って、
安価な 3600HS も 5600HS を増やした方が良いかもしれない。
カメラの横に、リモート用の 3600HS をおいて
発光させれば、そのほうが安く済みそうだから。
ただ、HVL-F58AMをカメラに装着すると
赤い色の「AF補助光」が使えるので、
そのあたりは、内蔵フラッシュよりも便利かも。
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