【§2-11】
E100/E30
(iriver)
MP3プレーヤー
SRS WOW HD を使う

【§2-12】
MP860
(Trancend)
MP3プレーヤー

【§2-21】
CD-VT2
(TEAC)
CDトレーナー

【§2-22】
ポータブルDVD
 プレーヤー(各種)

【§2-23】
PD-T04S
(PIONEER)CDプレーヤー

【§2-31】
DIATONE DS-503
(三菱電機)
家庭用スピーカー

【§2-32】
SS-S700
(SONY)
家庭用小型スピーカー

【§2-34】
S-W3
(Pioneer)
サブウーハー

【§2-35】
YST-MSW10
(YAMAHA)
サブウーハー

【§2-41】
DSP-AX420(YAMAHA)
家庭用AVアンプ

【§2-42】
VSX-D3(Pioneer)
家庭用AVアンプ

【§2-43】
AVC-1550(DENON)
家庭用AVアンプ

【§2-44】
TX-DS595(ONKYO)
家庭用AVアンプ

【§2-49】
矩形波(くけいは)で、
  アンプ(DPS-AX420)を
    使うと・・・
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【§2-11】
E100/E30
(iriver)
MP3プレーヤー
SRS WOW HD を使う

【§2-12】
MP860
(Trancend)
MP3プレーヤー

【§2-21】
CD-VT2
(TEAC)
CDトレーナー

【§2-22】
ポータブルDVD
 プレーヤー(各種)

【§2-23】
PD-T04S
(PIONEER)CDプレーヤー

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DIATONE DS-503
(三菱電機)
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SS-S700
(SONY)
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S-W3
(Pioneer)
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YST-MSW10
(YAMAHA)
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DSP-AX420(YAMAHA)
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VSX-D3(Pioneer)
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【§2-43】
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家庭用AVアンプ

【§2-44】
TX-DS595(ONKYO)
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矩形波(くけいは)で、
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作成日:2012/10/04、最終改訂日:2012/10/04

2-11:E40・E100

MP3プレーヤー(デジタル・オーディオプレーヤー)のなかには、SRS Labs の「SRS WOW HD」を搭載したプレーヤーが存在します。

スピーカーやヘッドフォンの音場補正というか、サウンドの立体感を作り出すというか、そんな感じの補正機能でしょうか?

公式サイトによると、
臨場感のある3Dオーディオ
重低音の増強:
高周波帯域の明瞭感
・音場の高さ補正

の4つの効果が、書いてあります。

単なる、音の大きさを変えるイコライザーではなく、倍音の処理など、複雑な処理をしているものと思われます。 詳しくは、公式サイトにて・・・

SRS Labs > SRSソリューション > ホームエンターテーメント > WOW HD

SRS Labs > SRSソリューション > 携帯機器 > WOW HD


では、この「SRS WOW HDを使った音」と、「何もしない、純粋な音(ピュアオーディオ)」では、どちらが聞きやすい音になるのか?

「実際に、両方を比べてみて、自分が、良いと思った方を選べばいい!」
というのが正解だろうと思います。

ヘッドフォンでも、家庭用のオーディオスピーカーでも、PAスピーカーでも、あるいは公共施設や体育館などでの比較的大きなフロアーなどにおいても、どちらが良いかは、「比べてみないと、どちらが良いかわからない」と思います。



手持ちのMP3プレーヤーは、「SRS WOW HD」を搭載しているものを選んで買っています。(sandisk e100だけは、SWS WOW搭載)

使いたければ使えばいいし、必要なければ使わなければいいのですから。



アイリバー(iriver)のE30および、E100の WRS WOW は、5種類の項目の設定が出来るようになっています。

・SRS : サウンドの立体感
・TruBass : 低音強調の値
・Focus : サウンドの鮮明度
・WOW : SRS、TrueBass、Focusの3つの技術を融合した設定
・Defintion : 広域の音を補正する

TRANSEND M860は、項目が多く、「SRS WOW」と「SRS WOW HD」に対応し、SRSの各パラメータを変更する時は、「SRSカスタム」の扱いになるようです。ややっこしいので、説明は省略します。

では、これを使うと、どのくらい音が変わるのか?
音を出すわけにも行かないので、「ピンクノイズ」を出したときの RTA(スペアナ)のグラフで確認してみることにします。

本来なら、倍音成分などのチェックも必要になるので、いくつかの限定した周波数でテストすべきなのでしょうが、面倒なので、とりあえず!ということで、「ピンクノイズ」でのテストだけでご容赦ください。

ピンクノイズだけでも、傾向はわかると思います。


iriver E100で、ピンクノイズを再生。
グラフィックイコライザーも、SRS WOW HD も使わない、「ノーマル」の設定。

●SWS WOW HD 効果最小の設定


これが、SRS WOW HDの効果を最小にした状態。
音源として、上と同じ「ピンクノイズ」を再生しているのですが、こんな感じになります。
ヘッドフォン用なのか、小型スピーカーも想定しているのか、よくわかりませんが、意識的に50Hz以下を落としているようです。
(倍音成分を使って、体感的に、低音の減少幅を感じないようにしている?)

iriver E100では、SRS WOW HDを入れると、明らかに音が小さくなります。
(そのため、アンプのRCA端子につなぐときには、ヘッドフォンアンプなどで、音を増幅させる必要が出てくる)
おそらく、SRS WOW HDの効果が最大になったときでも、音が割れないようにするために、意図的に平均音量を下げているものと思われます。

iriver E30 では、ノーマル状態でも、SRS WOW HDを入れた状態でも、平均音量は変わりません。 こっちの方が親切です。

ここから、値を変化させていきます。

●SRS : サウンドの立体感  1→10


SRSの値を、最小の「1」から、最大の「10」に変えてみました。
モノラル音声の「ピンクノイズ」では、数値的には、ぜんぜん変わりませんね。

●TruBass : 低音強調の値  1→10


TruBassの値を、最小の「1」から、最大の「10」に変えてみました。
低音域が、大きく盛り上がってますね。

コンプレッサー処理が入っているのか、倍音成分を加えているのか、そのあたりは判断できませんが、単なる「イコライジング」(単純に音を大きくするだけ)とは、違うはずです。

単なるイコライジングとは、音の迫力とか、聞きやすさとかが、違いますから...


●Focus : サウンドの鮮明度 1→10



Focusの値を、最小の「1」から、最大の「10」に変えてみました。
Trubassの対象部分(低音域)を除いた、200Hz以上が、盛り上がってますね。


●WOW : SRS、TrueBass、Focusの3つの技術を融合した設定 0→7


この設定だけは、最小が「0」、最大が「7」になってます。
なぜ、そうなってるのかは、わかりません。
これって、SRS、TrueBass、Focusを同時に設定したのと同じ?
かと思えば、そうじゃない。 よくわからない。


●Defintion : 広域の音を補正する 1→10


Definitionの値を、最小の「1」から、最大の「10」に変えてみました。

800Hzあたりから、上の周波数が増幅されてます。
単なるイコライジングの他に、倍音成分がどれだけ混じっているのかは、わかりません。


●すべての設定値を最大にすると・・・ 全部1→全部10




WOWを除く、すべての数値を、最小の「1」から、最大の「10」に、してみました。

なんとも、微妙なカーブだ!
はっきり言えることは、ここまでくると「自然な音」とは違う。

WOWのあたりを変えると、「谷」の部分が変化しているようですね。

高音域のグラフが「-40dB」のところにありますので、高音域は、SRS WOW HDを使わない時の音量と同じということになります。


《  SRS WOW HD と「エンハンサー」との違いは?  》


 どうも、SRS WOW HD の TruBass、Definition の効果と、PA用途で使う「エンハンサー」の効果は似ているような気がします。

別のページで、エンハンサーSX3000(ベリンガー)の実験をやっているので、比べてみると面白いと思います。




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