カーオーディオ(全般) |
作成日:2013/06/12、最終改訂日:2013/06/12 |
§車他-11:STL-17C
アルパインの、カーオーディオ用のスピーカーです。
最近のスピーカーは、フルレンジではなく、真ん中にツイーターがある実質「2WAY」で、「コアキシャル」とか言うんですか。
17cmくらいなら、シンプルな、フルレンジでも良さそうな気がするけど、どうなんだろう?
小型の10cmスピーカーまで、コアキシャル形になってる。 2WAYにするメリットあるんだろうか?
■形式: コアキシャル2ウェイ
■仕様ユニット: 3.0cm P.E.I アルミ蒸着バランスドドーム型ツィーター、
17cmチタンコーティングインジェクションコーン型ウーファー
■再生周波数帯域: 30Hz 〜 48kHz
■瞬間最大入力: 150W
■定格入力: 30W
■出力音圧レベル: 92dB/W・m
■インピーダンス: 4Ω
■重量: 0.77�s× 2
綺麗な銀色。チタンコーティング?
付属品のインナーバッフル。
左から、マツダ社用、トヨタ&日産車用、ホンダ車用。
別売りの「木製インナーバッフル」にすると、音が変わる?
クルマのドアにつけた時と、ドアから離したときとでは、音が大きく変わるので、
インナーバッフルの材質程度では、それほどの音の差が、でないような気がするが・・・
付属部品です。
STL-17C と、取り外した純正スピーカーとの重さの比較。
STL-17C が694グラム。 純正スピーカー(16cm)が208グラムだった。
インナーバッフルをつけると、700グラムを超えるので、4つのスピーカーを取り替えると、
車両重量が2kg以上増える。
クルマが重くなると、タイヤの接地面積が増えて、ロードノイズが小さくなるはず。。。。
反面、若干だけど、燃費が落ちる。
STL-17C と、取り外した純正スピーカーを、裏から見ると、こんな感じ。
純正スピーカーのコイルや磁石のサイズが、極端に小さいことがわかる。
よく、こんな「安っぽい」(実際に、安いコストで作られているはず)スピーカーなのに、それなりの音が出ているな・・・と関心。
音は、STL-17Cのほうがしっかりしている。当然と言えば当然。
だけど、軽量化していながら、それなりの音が出る「純正スピーカー」のほうが「すごい」と感じる。
スピーカー4つで、2キログラムの重量差は大きい!!!
−*−
ここで、スピーカーの周波数特性をチェック。
まずは、超軽量、超「安っぽい」、純正スピーカーの周波数特性。
ピンクノイズを出して、ECM-8000で音を拾って、DEQ2496 でチェック。
予想以上に「フラット」な周波数特性になってる。
フルレンジだけど、15KHzあたりまで、伸びている。
フラットな周波数特性のスピーカーを、ドア(足下の高さ)につけると、高音域が小さく聞こえるかも・・・。
こんどは、STL-17C。
3KHzあたりまでは、フラットな特性だけど、ツイーターの領域は、5dBほどアップしている。
ドアのある足下で音を出すと、高音が聞こえなくなるので、これで、ちょうどいいのかもしれない。
それに、ドアに取り付けると、低音が響いて、大きく聞こえる?
実際に音楽を聴いたときにも、純正スピーカーの方がフラットであり、STL-17C の方が高音が大きく聞こえる。 高音のメリハリはSTL-17Cの勝ち。
ボーカルやラジオでの会話は、STL-17Cの方がはっきり聞こえる。
中低音の楽器は、どっちもどっち。 ただし、音の傾向が違う感じ。
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《 裸の周波数特性と、ドア装着時の周波数特性 》
クルマに取り付けるスピーカーで、良いスピーカーと、悪いスピーカーがあるとすれば、それぞれ、どんなスピーカーだろうか?
ドアに装着すると、周波数特性が大きく変わるので、純粋に
「フラットな周波数特性のスピーカーが良い」
とは限らないところがミソだったりする。
ドアをデッドニングした場合と、デッドニングしない場合でも音が変わるから、どんなスピーカーが良いか? なんて、それこそ「つけてみないと誰にもわからない」のかもしれない。
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