趣味のオーディオ実験室

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CDレシーバー U585BT(kenwood) 作成日:2013/06/26、最終改訂日:2013/06/27

§U585-18:U585BT(KENWOOD) 〜DTAセッティング編(2)


カーステレオ(?)用の1DINコンポ、ケンウッド U585BT です。

公式ページを見ると、 「MP3/WMA/AAC/WAV対応 CD/USB/SD/BTレシーバー U585BT」と書いてあります。


今回は、、「DTA SETTING」で、スピーカーからの距離を補正すると、周波数特性のグラフが、どのように変化するか、実際に試してみたいと思います。


空気の伝わる速度(いわゆる音速)は、20℃で、343.26m/秒。
30℃だと 349.08m/秒、10℃だと 337.33m/秒。
U585BT は、何℃を基準にして、距離の補正計算をしているのかわかりませんが、面倒なので 340m/秒で話を進めます。

左右2つのスピーカーから、基準点(耳)までの差が、1mあったとしましょう。
左右2つのスピーカーから、同時に音を出したとき、基準点に到達するまでの時間差は、1/340秒になります。(0.003秒程度なので、人間の耳では判断するのは難しいと思います)

逆に、近い方のスピーカーから出す音を、1/340秒遅らせてやれば、同時に音が到達することになります。

ここで、左右のスピーカーからの距離の差が1mあった場合において
1秒間に 340回振幅を繰り返す音の高さの音(=340Hzの音)があった場合、1/340秒のずれならば、振幅が1つ分ずれるので、ほとんと影響は無いはずです。

ところが、340Hzの半分、170Hz の音を出した場合はどうなるか?
振幅の一番高いところと、振幅の一番低いところが、重なりますので、両方のスピーカーの音は打ち消されるはず。
170Hz の3倍、5倍、7倍・・・・の周波数でも同様な事がおこります。




今回の実験は、
  「2つのスピーカーの距離をずらして、そのときの音をマイクで拾う」
のではなく、その逆の操作
  「DTA Settings」の機能を使って、Rchの音を遅らせて、EQ2496にいれて、〔L+R〕chの周波数特性のグラフをチェックする」
という方法を取ります。
実験方法は、逆になりますが、打ち消される周波数は、どちらも同じになるはず。

予想通り、170Hz近辺の音が、打ち消されていることがわかります。

−*−

では、左右のスピーカーからの距離が、何センチの時、どの周波数の音が左右で打ち消されて、聞こえにくくなるのか、順番にチェックしていきましょう。

計算すれば、数字は出てくるのですが、実際にやってみます。







左右の時間差なし。



 ↑ ピンクノイズを、同じタイミングで出力。 これが基準になります

−*−

左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【2cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【2cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 0.02[m] ÷ 2 = 8500 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
   落ち込んでるのは 8kHz の手前なので、少し違ってる?


左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【4cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【4cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 0.04[m] ÷ 2 = 4250 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。


左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【8cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【8cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 0.08[m] ÷ 2 = 2125 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 0.08[m] ÷ 2×3 = 6375 [Hz] の音も、打ち消しあう。


左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【12cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【12cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 012[m] ÷ 2 = 1417 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 0.12[m] ÷ 2×3 = 4250 [Hz] の音も、打ち消しあう。


左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【24cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【24cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 0.24[m] ÷ 2 = 708 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 0.24[m] ÷ 2×3 = 2125 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 0.24[m] ÷ 2×5 = 3542 [Hz] の音も、打ち消しあう。


左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【36cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【36cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 0.36[m] ÷ 2 = 472 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 0.36[m] ÷ 2×3 = 1417 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 0.36[m] ÷ 2×5 = 2361 [Hz] の音も、打ち消しあう。

このあたりの距離差では、ラジオの「男性の声」などが、影響を与えそうです。


左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【72cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【72cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 0.72[m] ÷ 2 = 236 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 0.72[m] ÷ 2×3 = 708 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 0.72[m] ÷ 2×5 = 1181 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 0.72[m] ÷ 2×7 = 1653 [Hz] の音も、打ち消しあう。


左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【1m44cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【1m44cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 1.44[m] ÷ 2 = 118 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 1.44[m] ÷ 2×3 = 354 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 1.44[m] ÷ 2×5 = 590 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 1.44[m] ÷ 2×7 = 826 [Hz] の音も、打ち消しあう。

実質的には、118Hzよりも、3倍の354Hzの影響の方が大きそうです。
普通の乗用車では、1m以上ずらす設定をする人は、ほとんどいないと思いますが。


左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【2m88cm】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【2m88cm】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 2.88[m] ÷ 2 = 59 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 2.88[m] ÷ 2×3 = 117 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 2.88[m] ÷ 2×5 = 295 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 2.88[m] ÷ 2×7 = 413 [Hz] の音も、打ち消しあう。



左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【5m】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【5m】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 5.00[m] ÷ 2 = 34 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 5.00[m] ÷ 2×3 = 102 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 5.00[m] ÷ 2×5 = 170 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 5.00[m] ÷ 2×7 = 238 [Hz] の音も、打ち消しあう。



左右でスピーカーからの距離が同じで、Rchに距離差【6.1m】相当の時間差(遅れ)を作った場合
=Rchのスピーカーの方が距離が【6.1m】近い状態で、左右のスピーカーから同時に音を出した場合


 ↑ 340[m/sec] ÷ 6.10[m] ÷ 2 = 27 [Hz] の音が、打ち消しあう計算。
    340[m/sec] ÷ 6.10[m] ÷ 2×3 = 84 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 6.10[m] ÷ 2×5 = 139 [Hz] の音も、打ち消しあう。
    340[m/sec] ÷ 6.10[m] ÷ 2×7 = 195 [Hz] の音も、打ち消しあう。

610cmは、B585BT で設定できる最大値です。
ちなみに、左右のスピーカーの距離の差が610cmになると、音のズレは、
 6.1[m]÷340[m/秒]= 0.018[秒]になります。

これだけズレると、聞いていて違和感感じるかな?


《  運転席用に補正を掛けて、助手席で聞くと・・・  》


 運転席(右側の席)で、ちょうど左右のスピーカーからの音が「同時」に到達するようにするには、何センチ差にすればよい?
「Front R」の初期設定値では、「46cm差」になってます。

左のスピーカから先に音を出し、少し遅れて右のスピーカーから音を出す。
そうすると、左右同じタイミングで、運転席に音が到達する。

この設定で音を出したとき、助手席に座っている人は、どんな風に聞こえるか?
助手席の人は「96cmズレ」の状態で聞くことになる。大丈夫だろうか?

「96cmズレ」だと、左右の干渉で聞こえにくくなるのは、200Hzあたりだから、それほど違和感を感じないかもしれない。
もしかしたら、まったく調整せず、「46cmズレ」で聞くとき(=左右同時に音を出したとき)よりも、「運転席に合わせたとき」の方が、綺麗に聞こえるかもしれない。




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